最近テレビを観ることがなくなりました。
YouTubu の動画も含めて、目と耳で情報を得ることに、疲れてきたという人もいるのではないでしょうか?
今、映像や動画に変わって、音声メディアが注目されています。
例えば、シマラヤジャパンが展開している「Himalaya(ヒマラヤ)」は、中国で5億人のユーザを持つ音声配信アプリで「Podcast(ポッドキャスト)」と似ています。
大きく違うところは2つ。
ヒマラヤ は配信する側に立ったときの決済システムを完備して、即マネタイズできます。この「note」もですが、ひとつのプラットフォームで完結できるものは管理しやすい。
そして2つ目は、他サービスとの連携です。
ヒマラヤ と ポッドキャスト間の連携はもちろんのこと、SNSとの連携。ヒマラヤ自身も「いいね」と「コメント」機能を備えています。
最近聞いている 「おっさんがガンダムの話をする番組」では、#おガンバナとつけて、ツイッターにガンプラの写真を載せると、パーソナリティがほめてくれるというので、私はこの写真をあげてみようと思います。
▲「ベアッガイ」 森下 作
模型戦士ガンプラビルダーズビギニングGに登場するガンプラ。
勢力拡大中の音声メディアは他にもあります。
● Voicy(ボイシー)今日を彩るボイスメディア
澤さんの「澤円の深夜の福音ラジオ」大好きです。
寝る前に澤さんの声を聞くと、α波(周波数 8~13㎐)がでているようで今日の様々な出来事を消化できます。
● YouTube Premium (Musicのみもあり)
ただの YouTubu ではないのです。
広告非表示、オフライン再生、バックグラウンド再生の機能を持っています。バックグラウンド再生は、スマホで、メールしながら、LINEしながら、ポケモンしながらYouTubeの音声だけ聞けるのが助かります。
● PitPa(ピトパ)音声でつぶやくSNS
60秒以内の感情の伝わる「音声」で思いを気軽に投稿できます。森下もこのSNSを初めてみることにしました。
髪を巻きながら、食器を洗いながら、腕立てふせしながら、出張の準備しながら……。手と目が自由に使える「ながら消費」は、音声メディアならではですね。
音声メディアは情報を取得するために、より深い想像力が必要になります。自分のこれまでの経験をもとに、頭の中にぼんやりと、もしくは、くっきりとしたイメージを描くことになります。
ラジオのリスナーには、SNSと比較して攻撃的な人が少ないのも、テレビショッピングより、ラジオショッピングの方が返品率が少ないのも、リスナーの一人ひとりが、能動的に情報を取得して、納得した上で、行動しているからでしょう。
これからの「音声のみ」のビジネスに何が出てくるか楽しみです。
一人で眠れない人のための、寝息を売るサービスとかいいな~と。
リアルでも、どんなメディアサービスでもよいのですが、自分の大好きな人の声を聴くと、どんなに落ち込んでいても、腹が立っていても、自然と嬉しい気持ちや幸せな気持ちになりますよね。
「声色」は「魂の色」
誰かの声が、私に元気を与えてくれます。
この目で見たいもの。この耳で聞きたいもの。
私たちは全てを能動的に選ぶことができます。
そのスキマ時間に、あなたはどんな「音」を選びますか?
文:森下 えみ
編集:高橋 大希ち